やっぱり生き辛いなぁ。。。新卒9ヶ月で退職して感じた『内向型』、『仕事』
私は、初めて正社員として勤めた仕事を10月末で辞めました。
9ヶ月でした。
短いと感じる方もいるかもしれません。
「とりあえず3年」という考えもあるかと思いますし。
ですが9ヶ月の間、私なりに仕事と真剣に向き合っての決断でした。
この記事では『内向型』『仕事』をテーマに仕事の経験を通して感じたことをお話していこうと思います。
なかなかの長文になったので、興味のある所に絞ってもらうと良いのかなと思います。
もちろん全部読んで頂けると嬉しいのですが。。。
少しでも、仕事で悩む方のヒントになればと思っています。
1.どんな仕事をしていたか
大学受験を主とした学習塾の運営に携わっていました。
担当していた主な業務は、
- 対面や電話での問い合わせ対応
- 塾生の進捗やモチベーションの確認
- 保護者の対応
- 大学生講師のマネジメント
- 経理や事務
などです。
塾生や講師とのコミュニケーションの時間が1日の大半を占めていました。
勤務は、始業が13時で終業が22時でした。
残業も含めると終わりが23時や日をまたぐことが多かったです。
どうしても夜型のサイクルになります。
(これがけっこうしんどかった。。。)
夜型サイクルを嘆くツイートがこちら。
夜飯を食べる時間なく
— ええもん。 (@a_mon94) 2018年6月14日
仕事終わりにラーメン屋に
通うようになって数週間。
とうとう店主に、
「いつもの半チャンラーメン?」
と、顔といつものやつを
覚えてもらえました。
「いつもの」
で伝わるって
嬉しいことなのかと
思ってましたが、
少し悲しかったです。
働いていた環境もお伝えします。
人数は社員が私を含めて2人、大学生講師が20人、塾生が70人近くでした。
ビルの2フロアで1フロアが自習室、もう1フロアが個別指導や社員のワークスペースになります。
社員がいるフロアは、個別指導の机がほとんどのスペースを占めていました。
学校の教室より少し狭いくらいの広さで、15席ほどの個別指導の机がしきりなく並べられているような感じです。
学校が終わる17時頃から塾生が一気に押し寄せてきます。
18~22時の夜の時間帯が1日のピークです。
デスクのすぐ近くで、15席ほどの机が常に埋まった状態で入れ替わり立ち代り、生徒の個別指導が行われているような環境でした。
活気のある(...にぎやかな...騒がしい)環境でした。
2.どうして塾を選んだか
そもそもなぜ塾の仕事を選んだかについても少し触れておこうと思います。
『人と深く関わる仕事がしたい』
『自分の資質が活かせるのではないか』
という2つの理由から塾の仕事を選びました。
人と深く関わる仕事をしたい
塾の仕事に就く前、半年ほどITベンチャーでインターンをしていました。
BtoB向けにサービスを提供していた会社で、主にカスタマーサポート担当でした。
自社サービスで、クライアントのニーズが実現可能かどうか検証を行う業務です。
クライアントのニーズを満たして喜んでもらえた時が一番嬉しい瞬間でした。
人の役に立てたときの充実感は格別です。
人の笑顔を見ることが大好きなんだと思います。。。
ですが、BtoBは企業が抱える課題を解決するために存在します。
目の前の担当者の方に喜んでもらえたとしても、その奥に企業というなにか無機質な存在があることを意識するようになり、閉塞感を感じました。
おそろく私は企業とか社会とか漠然としたものには関心がないんだと思います。
そんな感覚抱くうちに、関わった人(お客様)自身の人生に深く関わるような仕事がしてみたいと感じるようになりました。
自分の資質(強み)を活かしたい
去年の夏ごろにストレングスファインダーという自己分析ツールを知りました。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
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診断テストによって、独自に定義されている34個の資質のうち、上位5つの資質(強み)を教えてくれます。
テストした結果『個別化』と『成長促進』が含まれていました。
(他は『責任感』『慎重さ』『調和性』だったと思います。)
2つの資質を簡単に説明すると、
『個別化』
人を一般化せず、一人一人のユニークな個性に着目するというものです。
『成長促進』
人の可能性を信じて、その人が成長することに喜びを感じるというものです。
これらの資質を活かせる仕事を探していた時に、『塾』という仕事が浮かびました。
生徒を皆一緒くたにみることなく、一人ひとりの長所をしっかりと見極めて、個性を伸ばすことが強みとして活かせるのではないかと考えたからです。
全く縁のなかった仕事でしたが、とにかく経験してみようと思って塾で働くことを選びました。
余談ですが、塾の仕事に就いて数ヶ月した頃にもう一度テストを受けてみました。
結果『個別化』『成長促進』は11位と13位に下がってました。
(12~13位までの資質が強みと考えられているため、ギリ私の強みです。)
かつてはTOP5だったのにそこまでランクダウンするのかと、少しだけ寂しさを感じたことを覚えています。。。
実際に塾で働いてみて、私は人と(お客様自身に対して)関わることはやっぱり好きなんだなと感じました。
加えて、資質を強みとして活かせていたと思います。
例えば『個別化』の資質からか、塾生とのコミュニケーションで「高校生の考えなんかこうに決まってる」と偏見交じりに話をすることはありません。
(当然のことかもしれませんが。。。)
目の前にいる一人の人とフラットに対話することを意識していたので、生徒もオープンに話をしてくれていたと思います。
生徒が徐々に心を開いてくれる様子や笑顔を覗かせる瞬間が、とても大好きでした。
そして、フラットにその人自身をみることで信頼関係を築いていくことが、私の強みの一つなのかなと感じています。
塾の仕事は私にとって、『好きなこと』と『得意なこと』が両立した仕事で適職のようにも思えましたが、実際はそうではありませんでした。
適職と呼べるものに出会うためには、他にも要素があることに徐々に気づいていきました。
3.仕事を通して感じたこと
仕事って、仕事を通して人と関わることで自己理解を深められる機会ですよね。
自分の得意なことや苦手なこと、自分の中にある無意識の思考が行動によってクリアに見えてくる感覚があります。
高校生の時は『仕事=我慢・苦痛』ってイメージで、「働きたくない」としか思ってませんでした。
でも今は、相手の役に立てる上に自分をクリアに知れる機会だと考えています。
ポジティブなイメージに変わりました。
その仕事を通じて3つのことを感じました。
内向型と職場環境
塾で働いてみて次の2つに過敏に反応していることを強く感じました。
- 周囲の音や視線
- 急な来客やお問い合わせ
1章でもお伝えしましたが、私はデスクのすぐ近くで、15名ほどの個別指導がしきりもなしに行われてる環境で働いていました。
指導中の会話ががっつりと耳に入ってくるため、なかなか集中できませんでした。
周囲の音が油汚れみたいにまとわりついてくる感覚がありました。
油汚れってギトギトしてますよね。。。
ギトギトに疲労して、休日は家で一人ぐったりと過ごすことが多かったです。
また、塾なので電話でのお問い合わせや、アポなしで話を聞きに来る高校生や保護者がけっこう多いです。
このような予定外の事態が起こった時に、私はすごく動揺します。
(表面には出づらいようです。。。)
動揺するといつも以上に口下手になります。
その結果、コミュニケーションがスムーズにいかずストレスを感じてしまいます。
予定外の事態は私にストレスをもたらすため、急な来客対応が多い職場は合っていないなと感じました。
そして、私はなにより電話対応がすごく嫌いです。
理由を下の記事に詳しくまとめているので、チェックしてみて下さい。
簡単にいうと、私は口下手かつ音に敏感なので電話対応が嫌いです。
これらの感覚から『塾』という職場が、私にとってはストレスフルな環境だと感じるようになりました。
内向型の人は『仕事の合う/合わない』に、職場の環境が大きく影響すると思います。
内向型は4,5人に1人と少数派です。
大多数に合わせてしまいやすいです。
自分の感覚に気づかないふりをして、周りの感覚にすり合わせてしまうことに注意が必要です。
大多数の人からすると些細に見えることが、実は仕事選びの重要なポイントかもしれないのです。
私もよく言われるのですが、人から『考えすぎ』となだめられることが多いんじゃないかと思います。
ですがその『考えすぎ』の感覚が大切だと感じています。
同じ内向型としてどうか自分の感覚に正直であってほしいと思います。
『仕事に対する価値観』が大切
あなたはどんな人と働きたいですか?
社員(アルバイトを雇う立場)を経験して、私は働く人の『仕事に対する価値観』が大切だと感じました。
塾は社員よりもアルバイトの大学生講師が圧倒的に多い環境です。
その環境で働いてみて、大学生は『仕事=時間あげる代わりにお金をもらうこと』と考える人が多いと感じました。
この考え方に私は違和感を感じます。
大学生は経済的に余裕がなく、お金に敏感になるのもわかります。
アルバイトは時給(勤務時間)で給与が決まるため、仕事を時間とお金で結びつけてしまいやすいこともわかります。
ですが『仕事=時間あげる代わりにお金をもらうこと』だと、
- 言われたこと、必要最小限のことしかしない
- やることもないのに時間稼ぎをする
といった利己的な感情でしか動けない人間になってしまいます。
社員側(講師を雇う立場)から見ると、人がどういう意識で仕事をしているかがよくわかります。
- 指示されたことしかやらない
- 自分がタスクが終われば他のことは関係なし
という人は自分(お金をもらう)ことしか頭にないんだなと思ってしまいます。
そしてそんな人には仕事を頼むの止めよう、と思うようになります。
周りのことも考えて仕事に取り組んでくれる人のほうが、こちらとしても気持ちよく仕事ができるので。
つまり、利己的に仕事をしていると周りの人から評価が下がります。
信頼してもらえなくなることもあります。
その結果他の人に仕事がいくようになり、仕事がないという状況に陥りかねません。
無意識もあるかもしれませんが、自分でまいた種(利己的に仕事をすること)が結果として自分に不利益をもたらすのです。
私は『仕事=相手へ価値を提供すること』だと考えています。
相手が知らなかった情報を教えることも一つの価値ですし、相手のネガティブな感情を軽くしてあげることも一つの価値です。
些細なことでも、相手にとっての価値を提供することが仕事だと思っています。
そして、提供した価値の対価として頂くのが『お金』です。
根っこにあるのは『相手のために私は何を提供できるか』という利他的な思いやりの気持ちです。
利己的と利他的では向いているベクトルが正反対です。
イメージ的には、
『利他的』:内⇒外(自分⇒相手)
『利己的』:外⇒内(相手⇒自分)
なので利他的と利己的が一緒に仕事をすると、利他的な人の思いやりや気遣いが利己的に一方的に吸い取られてしまいます。
利己的な人は、周りの人の思いやりを搾取してしまうのです。
そのような人に信頼や評価(結果としてお金)は集まりません。
塾で働いてみて、利己的な人と仕事をしても気持ちよく仕事ができないなと感じました。
この経験から、一緒に働く人の『仕事に対する価値観』が大切だと感じました。
『とりあえず大学進学』に疑問
大学進学を目指して受験勉強を頑張る塾生と接するうちに、私はモヤモヤとした気持ちが抱くようになっていきました。
それは、
- 周りの友達が行くから
- 親に言われたから
- 就職しやすくなるから
という理由で『とりあえず、大学に進学しよう』と考える生徒が多かったからです。
『~が学びたいから』『~のスキルを磨きたいから』とやりたいことを軸に据えて大学進学を考える生徒は、ごく一部でした。
将来の夢や目標から逆算して、ゴールに向かう一つの手段に大学があると思います。
「将来はこういう仕事がしたい、そのために大学で~を学びたい」という思考が本来あるべきだと思います。
しかし、そうした考えを持っている生徒は少数であることを知りました。
ただ、やりたいことから逆算すると言われても、そもそもやりたいことが何かわからない生徒のほうが多いと思います。
ここで少し私自身のことをお話させてください。
私も『やりたいことないし就職したくない』とネガティブな理由で、高専から大学編入を選択しました。
そしてそのまま『周りの人が行くから』という理由で、大学院へ進学して就職活動も経験しました。
就職活動を終えてそこで初めて、高専から学んできたことが本当にやりたいことではなかったことに気づきました。
残り6ヶ月で修了でしたが「やりたくないことに時間を使うことはもったいない」と感じて、大学院を中退しました。
この経験から、
- やりたくないことは続かない
- 周りに流されず、自分がやりたいことと常に向き合っていかないといけない
ことを学びました。
この経験から『とりあえず、大学進学』を考える高校生を見ると、「興味のない受験勉強に時間を使うよりも、やりたいことを探すことに時間を使ったほうがいいのではないか」と感じるようになりました。
「受験勉強楽しい?」と聞いても「楽しくはない。でもやらないといけない。」と答える生徒が多いです。
「好きなことって何?」と聞くと、勉強とは関係のない多種多様な趣味を楽しげに語ってくれる生徒も多いです。
塾生と会話する度に「楽しくない受験勉強なんか止めて、その楽しいことをもっと突き詰めてみたらいいと思うのにな」と感じるようになりました。
今後は『熱狂』や『偏愛』といった『やりたいこと・好きなことに夢中・没頭できること』が人間の武器になると思います。
嫌いなこと・やりたくないことは、ロボットやAIが人間よりも質高くこなしてくれます。
そうなった時に、人間の武器は『熱狂』や『偏愛』だと思います。
仕事に対する価値観もどんどん変わっていきます。
『ストレスの対価にお金をもらうこと』という印象をもつ方が多いかもしれませんが、これからは『好きなことで価値を提供してお金を受け取ること』に変わります。
そのような価値観にシフトしていく中で「自分のやりたいことって何?」とわからない状態であれば、時代に取り残されてしまいます。
そうならないように興味のない受験勉強よりも、好きなこと探しに時間を使うほうが効果的なのではないかと感じるようになりました。
徐々に「何のために塾で働いているのか」わからなくなっていきました。
4.退職を決断した理由
退職を決断したのはお盆の時期でした。
お盆にどこにも出かけず、家でひたすら仕事について考えていました。
そして3つの理由から退職を決意しました。
職場環境が合わない
塾という職場環境は、
- 周囲の音や視線を遮るものがない
- 急な来客・電話対応が多い
と私にとっては、集中力を阻害する要因が多い環境でした。
以前にインターンシップをしていたITベンチャーは、設立したばかりとあって数名がマンションの一室で各々PCに向かって仕事をするような環境でした。
静かで落ち着いた環境で、集中しやすいなと感じていました。
その経験との比較になりますが、塾が静かで落ち着いた環境だったら集中して仕事できて成果も出せると思います。
また、塾はコミュニケーションの機会が非常に多いため、疲弊して休日はぐったりとして終わることが多かったです。
そうした経験を繰り返す中で、自分にあった職場ではないと感じました。
価値観が合わない
こちらも3章で触れた内容になります。
私は『仕事=相手へ価値を提供すること』だと考えています。
まずは相手を思って尽くすことです。
そして相手に喜んでもらえた分だけ、対価としてお金を頂くと思っています。
真っ先に『仕事=お金』という考え方とは異なります。
そういう考えの人と一緒に仕事をすると協調性や主体性がないため、こちらのモチベーションまで搾取されてしまいます。
塾で働く人の多くは大学生で『仕事=時間をあげる代わりにお金をもらうこと』と考えている人が多く、仕事に対する価値観が合いませんでした。
私は「自らの考えを軸に持ち、思いやりの心を忘れずに、最大限の成果をお客様に提供したい」という想いを持った人が集まる環境で働きたいです。
熱狂できない
3章で詳しく書きましたが、
『何のために勉強しているのか』が曖昧な生徒に「勉強がんばりなさい」と鼓舞する仕事に、私自身が目的を見いだせなくなりました。
もし受験勉強がやりたくないことなら、勉強よりも自分のやりたいこと(『熱狂』や『偏愛』できるもの)探しに時間を使うことが大切だと考えるようになりました。
自分の中にある考えとやっている仕事が矛盾しているように感じました。
そのうち、仕事に『熱狂』できなくなっている自分がいました。
お盆休みに家でこもって考える中で「自分の仕事はこれではない」と気づきました。
この3つの理由から私は退職を決断しました。
5.仕事で得たもの
改めて高校生の頃は仕事が大嫌いでした。
きっと社会の歯車というイメージがあってネガティブになっていたんだと思います。
でも今では仕事が大好きです。
人の役に立てる上に、自己理解を深めることが出来るからです。
仕事で得られたものを2つお話します。
自己理解
仕事選びの基準が大きく変わりました。
以前は『好きなこと×得意なこと(強み)』で探していました。
この9ヶ月で私自身の内向型気質が強いことを実感しました。
内向型の気質が強いため、ワークスタイルに大きく影響を受けます。
ワークスタイルは、
- 職場環境が合うか
- 誰(どんな価値観)と働くか
を表しています。
静かで落ち着いた環境のほうが集中力が高めやすく、より成果を出せることを私は身をもって経験しました。
コミュニケーションの頻度も重要なポイントです。
基本的に人と話すことは大好きなんですがコミュニケーションの機会が多いと、エネルギーを消耗してぐったりとしてしまいます。
なので職場の人数規模や、お客様とのコミュニケーション頻度も仕事選びの重要なポイントだと気づきました。
また、仕事の価値観が合わない人と働いても面白みがないことを感じました。
利他的で思いやりがあり、向上心を持ち合わせた人が集まる環境が私には合っていると考えています。
これらの気づきから仕事選びの基準として、ワークスタイルがかなり重要であることを学びました。
『ワークスタイル×好きなこと×得意なこと(強み)』 に変わりました。
その他にも私の強みや弱みを発見することができました。
強み
- 責任感が強いため、実行力がある
- アイディアを現実的なシステムに落とし込むのが得意
- 話しかけやすい雰囲気がある
- 苦手なことよりも得意なことを伸ばそうと考える
弱み
- 予定外の事態に動揺しやすい
- 口下手すぎる
- 突発的なコミュニケーションが苦手
- 調和を重んじて議論を曖昧にしてしまうことがある
特に強みに関しては、塾で仕事をするという経験がないと気づけないようなものばかりでした。
主体的な行動からしか学びは得られないことを改めて実感しました。
良いフォロワー像
『理想の部下とは』
この9ヶ月はどういうアルバイトスタッフ(フォロワー)を信頼・評価するのか考える機会になりました。
社員(人を雇う)という立場だからこそ経験できたことだと感じています。
そこから良いフォロワー像(仕事を共にして心地よさを感じる人)を考えてみました。
一言でいうと『誠実で話しかけやすい人』だと思います。
心地よく仕事ができる人の共通点は、
- 気持ちのいい挨拶ができる
- レスポンスが早い(ある)
- こだわりがある
だと感じました。
まずは、気持ちのいい挨拶。
気持ちのいい挨拶をされると清々しい気持ちになりませんか?
気持ちのいい挨拶とは、相手の目を見て言葉をしっかりと伝えることです。
相手に敬意を示すことだと思っています。
気持ちのいい挨拶はそこから自然な会話につながりやすく、リラックスして仕事に向き合うことができます。
これも一つの思いやりだと思います。
次にレスポンスが早い(ある)。
例えば、全体ラインにメッセージしたとします。
私は相手にしっかり伝わるか慎重に考えるので緊張します。
そして送ったメッセージに誰からも返信が来ないと不安な気持ちになります。
そんな時に真っ先にコメントしてくれる人がいると安心感があります。
人によっては既読スルーもあるので、ちゃんとコメントをくれる人は誠実な印象を受けます。
レスポンスが早い(ある)ことは大切だと感じました。
最後に、余白があること。
その人なりのこだわり(人間味)をいじりやすくさらけ出すともいえます。
例えば、好きなブランドの服があるとか、好きなアイドルがいるとかですね。
その人が持つこだわりや好みは、人間的な会話で心地よさを感じさせます。
ただ仕事だけの付き合いの人よりも話しかけやすい存在になります。
ここで一つ考えてみてください。
能力が同じで業務連絡しかしない部下と、趣味や価値観など深い会話ができる部下がいたとします。
あなたはどちらの部下に仕事をお願いしたいと思うでしょうか。
私は後者の部下にお願いしたいと感じます。
趣味や価値観など、その人の心から生まれる言葉で会話をすることは楽しいです。
そして楽しさを感じる人との仕事は心地よいからです。
なので、余白があることも大切だと実感しました。
もちろん、
- コミュニケーションが取れる
- お願いしたことは実行してくれる
が前提になります。その上で、
- 気持ちのいい挨拶ができる
- レスポンスがある
- こだわりがある
の3つを持ち合わせた人と仕事をすると、心地よいなぁと感じました。
6.最後に
仕事を辞めて早2週間が経ちました。
現在『人生模索中』です。
京都のお寺に禅修行に行ったり、友達に会いに東京に行ったりしていました。
自由な時間の中でこれまでの体験を見つめ直しています。
仕事に限らずですが、人との出会いが人を成長させることを改めて実感しています。
内向型を言い訳にして世界を閉ざしてしまうのはもったいないですね。
(オープンにしすぎるとすぐにへたってしまいますが。。。)
内省と社交のバランスを大切にして新しい世界をみてみたい、と感じています。
ここまで長々と私の体験を綴ってきました。
飽きずにここまで読んでくださった方、私の体験にお付き合い頂きありがとうございます。
1つのサンプルとして、同じ悩みを抱える人の参考になればいいなと思っています。
感想や質問を頂けるとすごく嬉しいです。
最後までご覧頂き本当にありがとうございました^^!
社会人になる前に読んで置きたい、大切な考え方が詰まった1冊。『人生を創る言葉』
こんにちは、ええもん。です。
読書が好きです。私はとても。。。
去年に大学院を中退したのですが、それを機に本をよく読むようになりました。
このままだとダメ人間になる。。。
という不安が、先人の知恵を学ぼうと読書に向かわせたんじゃないかと思います。
特にビジネス書を読むことが多いです。
仕事や人生において大切な考え方や、行動のエッセンスが詰まっている本に学ぶことが多いからです。
そこで、これまで読んだ本の中からオススメの本を紹介していこうと思います!
本日紹介する1冊はこちら!
上智大学名誉教授でもあり、評論家としても有名な渡部昇一さんの一冊。
1年前から読むようになった「致知」という雑誌の中で、多くの著書が紹介されているのを目にして、すごい人なんだとミーハー感覚で著者のことを知りました。
この本は、古今東西の偉人94名が残した名言が紹介されています。
ジャンルとしては名言集になりますが、この本は普通の名言集ではありません。
名言だけを切り取った名言集は多いですが、この本は名言が生まれた場面が鮮明に描かれています。
まるでその場面に立ち会っているかのような感覚で、名言を味わうことができます。
名言の後は、著者の解釈で締めくくられます。
私は偉人の名言を通して、著者と対話をしているような感覚で本を読みすすめていました。
早速、お気に入りの名言を1つご紹介したいと思います。
○日日是好日(雲門文偃)
雲門があるとき大勢の弟子たちを集めて講話をしたついでに、こういう質問をした。
「十五日以前のことは問わないが、最近の十五日間、お前たちはどういう気持ちで過ごしてきたが、いってご覧なさい」
すると誰も返事ができなかった。すると雲門は「私がいおう」といって、こう答えた。
「日日是好日。どの日もどの日も、明るい心、朗らかな気分で暮らしてきた。いい日ばかりが続いた」
「日日是好日」とは、必ずしも高い位に上ることでもなければ、たくさんのお金を持つことでもない。毎日毎日、明るく朗らかな気持ちで過ごして、「今日も好い日だったなあ」といえるような生活を送ることである。これは紛れもなく本物の出世の一つの形である。
平凡な話に聞こえるが、「日日是好日」と自信を持って言えることは、実は素晴らしい境地にあるということである。
いかがでしょうか。
まるでその場面に入り込んでいる感覚があるかと思います。
そのせいか、名言がより深く染み込んでくるように感じられます。
そして最後に、著者の解釈で締めくくられます。
著者の解釈もまた、わかりやすく親しみがあってスゥ~っと入ってきます。
この他にも、個人的に好きな偉人の名言をいくつか紹介します!
- 頼山陽
ー汝、草木と同じく朽ちんと欲するか - 津田勝五郎
ー自分は二十六歳の小僧だから、十九や二十歳の小僧さんと同じであってはいけない - カーネギー
ー職業はなんでもいい、ただ第一人者たるを心掛けよ - シートン
ー僕は最後まで手をつくした - 佐藤慶太郎
ー経験と信用は二つの大きな無形の財産
どの名言も、言葉とエピソード共にとても読み応えがあって、読了後に充実感を感じることができると思います!
もともとは帯に惹かれて購入しました。
帯には、
あの斎藤一人さんが、「7回読みな」と薦めた本
とあります。
以前、斎藤一人さんの著書を読んだことがあり、滲みでる朗らかな人柄に魅了されました。
その斎藤一人さんが薦める本ならと読んでみたところ、名言を通して多くの学びを得ることができました。
まだ2回しか読めていませんが、回を重ねるごとに新たな気づきが得られる本です!
この本は、偉人と呼ばれる人がどんな考え方をしていたのかを、ショートムービー感覚で教えてくれます。
人はよく、成功している人の行動や言動をまねて成果を出そうとしますが、本当はその奥にある考え方・思考をまねなければいけないことに気付かされます。
どんな考え方をすれば価値のある人間になれるのかを、偉人の名言を通して感じさせてくれる1冊です。
特に、これから社会人になる方、若いビジネスマンにオススメです!
仕事をする上で大切な考え方を知りたい方には、多くの学びがある本だと思います。
これを読めば、同期に差をつけること間違いなしと思います!
興味のある方はぜひ!読んでみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました^^!
◇目次◇
プロローグ 偉人たちが教えてくれた「生き方の秘訣」
第一章 偉人たちの人間学 ~よりよき人間のあり方~
第二章 決断の瞬間 ~時を逃すな!~
第三章 勇気と覚悟 ~運命を開くもの~
第四章 心を練る ~深く考え、迷わず動く~
第五章 教育の急所 ~眠れる才能を引き出す~
第六章 成功の秘訣 ~「考え方を」を工夫する~
内向型の人が「ワーク」も「ライフ」を充実させるために気をつけたい2つのこと!
こんにちは、ええもん。です。
仕事終わりの深夜ラーメンが、日常になりつつあります。。。
仕事は学習塾の運営になるですが、7月から週4正社員として仕事をしています。
「内向型」と「ワーク」・「ライフ」というテーマで、週4正社員になって感じたことを書いていこうと思います。
内向型で充実した「ワーク」・「ライフ」を送りたいと考えている人に向けて、気をつけたいことをまとめていきます。
週5⇒週4正社員になりました。
私は7月から約2ヶ月、週4正社員として勤務しています。
理由は、週5だと内省の時間が全くとれず日々心を消耗していく感覚に、このままでは身がもたないと感じたからです。
私は内向型なこともあり、1人の時間が必要な人間です。
休暇日に内省の時間を確保したかったのですが、仕事のストレスを紛らわせようと、週2日「ひたすら寝て1日が終わる」が定番化していました。
そして、せっかくの休日が終わるころになると何もしていないことへの「後悔」や「自己否定」という悪循環を繰り返していました。
このままの生活が続いたらダメになる...と危機感が強くなる一方でした。
ということで、休みの日を1日増やして、バランスを整えようと考えて週5⇒4正社員になりました。
休みが増えても。。。
2ヶ月ほど週4正社員になって強く感じたことがあります。
「休みが増えても、充実感は得られない」ということです。
「ワーク」と「ライフ」のバランスをとるために、週4での勤務になりました。
ですが休みが増えても、「寝て終わる1日」が増えただけとなりました。
結果として、「ワーク」と「ライフ」のバランスは全然修正できませんでした。
週4正社員を許可してもらった当初は、これで充実した生活になる!と思っていたのですが。。。
この経験を踏まえて、休みが増えただけでは充実感は得られないことを学びました。
充実度は○○で決まる!
この経験から、充実度は何で決まるのかが少しずつ見えてきました。
それは「ワークを楽しんでいるかどうか」です。
言い換えると、ワークがあなた自身のストレスになっていないかです。
これまでに、休みが増えても充実度は変わらないことを書きました。
その原因は、休日をワークで溜めたストレスを和らげることに使ってしまうからでした。
そのせいで、本来やりたかったことに時間を使えなくなる。
その結果、自己否定や自己嫌悪に支配されてしまい、充実とはほど遠い「ライフ」になってしまいます。
この悪循環から抜け出すために、私は休みの日よりも「ワーク」について見直さなければいけないと考えています。
充実した「ライフ」を選択する権利は誰にでもある!
「ワーク」でストレスを抱えた状態が続いてしまうと、生活すべてが色あせてしまうと思います。
数ヶ月前の私がそうでした。。。
さきほどもお伝えした通り「ライフ」の充実度を決めるものは、「ワークを楽しんでいるかどうか」です。
ですが、「ワークを楽しいと感じるか」は人それぞれの基準があると思います。
・どんな人と一緒に働くか
・どんなポジション(職種)で働くか
・どんな瞬間にやりがいを感じるか
などなど、本当に人それぞれ違った感覚があると思います。
せっかくこの記事をご覧頂いたのであれば、自身の感覚を見直してみてほしいです。
そして、現在の「ワーク」に満足できないと感じている方は、働く環境を変えてみること、転職も選択肢の一つです。
今の時代、求人サイトで募集をしている企業もたくさんあるので、転職もハードルが高いことではないと思います。
転職に対する悪いイメージも徐々に薄れてきているのではないかと感じています。
それだけ自分の理想とする「ワーク」・「ライフ」を実現しようとする人が増えているということだと思います。
言い方は適切ではないかもしれませんが、自分のことだけを考えて(わがままに)理想に素直に向き合ってほしいと思います。
ここで一つ、私が大切にしている考え方をご紹介したいと思います。
それは「仕事や職場環境も人間関係も、自分で選ぶことができる」ということです。
充実した「ライフ」を選択する権利は誰にでもあると信じています。
内向型にとっての充実とは
ここでは、内向型にとっての充実について書いていこうと思います。
内向型の人は1人の時間の中で、充実感が得られることが多いのではないでしょうか。
私は休日になると基本的には家で1人、まったりと過ごすことが多いです。
読書をしたりyoutubeや映画を見たり、とにかくだらけてます。。。
1人の時間は、人間関係から開放される時間であり、エネルギーが回復していく感覚があります。
ですが、この感覚は内向型と外向型で大きくことなります。
人から休日の過ごし方を聞かれた際に1人で過ごしていると答えると、人と遊ぶ予定もなくい寂しいやつに見られることがすごく多かったです。
この場面に、私は内向型としての生きづらさを感じてきました。
私としては寂しさは全くなく、人と遊ぶよりも楽しい時間なんですが。。。
どうやら、1人ぼっちというのは多くの人(外向型の人)からすると寂しいことなんだなぁと徐々にわかってきました。
外向型の人は人との交流の多さが、充実度を左右すると思います。
人との交流からエネルギーを生み出すタイプなので、「予定⇒活力を高めること⇒人と交流すること」という考え方があるのだと思います。
内向型はその逆です。
1人の時間をきちんととれるかが充実度を左右します。
「予定⇒エネルギーを蓄えること⇒1人の時間を過ごすこと」という考え方になると思います。
内向型の人の充実は、外向型の人とは180度違います。
もし、内向型と外向型が50:50で存在していれば、この感覚の違いに生きづらさを感じることもなかったと思います。
ですが、内向型が4,5人に1人(約20%)とマイノリティであるため、少数派の感覚として理解されづらいことが内向型の辛いところです。
昔の私は、友達と遊ぶことが充実と考えていましたが、ずっとどこかで無理をしている感覚がありました。
自分が何を過ごしているときに充実感が得られるか、素直に向き合うことが大切だと私は考えています。
結局は自分の感覚がすべて
正直いうと、内向型で一括りにすることも良くないと思っています。
内向型・外向型は、0か1のどちらかのような極端なものではなく、0から1の間で自分がどこに位置するかです。
同じ内向型の人でも、共通点もあれば相違点もあると思います。
なので、自分の感覚に素直であってほしいと思います。
自分が感じたことに正解も不正解もありません。良いも悪いもありません。
1人でいることが好きだと感じることは、決して悪いことではありません。
人と長時間接すると疲れを感じることも、悪いことではありません。
私は、自分が心地よいと感じる「ワーク」「ライフ」を選ぶことが大切だと考えています。
最後に
内向型にとっての「ワーク」・「ライフ」というテーマで書いてみました。
個人的な経験をもとに感じたことを書いてみましたが、「ライフ」を充実させるためには「ワーク」を心から楽しめるかだと思います。
そのためにも、自分がどんな人間なのかを知ることです。
「ワーク」も「ライフ」も充実させるために、
・内向型の人と外向型の人では考え方や感覚が異なる
・自分の感じたことが全て
の2点を心に留めてほしいです。
内向型の人が充実感を得られる生き方・働き方ができる社会になればいいなと思っています。
どうでもいい話ですが今回の記事でやっと2記事目になるのですが、作成開始から公開まで3週間もかかってしまいました。。。
いずれこの記事を見返した時に、量も質も成長していることを願って備忘録的な思いを込めて書き留めておこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!^^
内向型のワタシが6ヶ月仕事をして感じた6つのコト。
こんにちは、ええもん。です。
今回初めてブログを書きます。
どんなことを書こうか考えたのですが、「内向型」と「仕事」というテーマにしようと思います。
内向型の人は、人間関係や職場環境に悩むことが多いのではないでしょうか。
(私もその一人です)
仕事が合う合わないは、人間関係や職場環境で決まると強く感じています。
そこで、仕事選びに悩む方の参考になれればと思い、感じたことを書いていこうと思います。
そうです。私は内向型な人です。
タイトルの通り、私は内向型な人です。
- 毎日、1人の時間(内省)が必要
- 大勢の人がいる環境に長時間いると、疲労感を強く感じる
- 音に敏感(特にモーター音に反応してしまう)
などなど、本やネットなどで内向型として紹介されている特徴や傾向が、結構あてはまってます。
社交的に振る舞うことが良しとされる社会に、生きづらさを感じてきました。
どんな仕事をしているか
2月から塾の運営の仕事をしています。
(一応新卒入社になります)
大学受験の合格を目指す生徒の、受験勉強をサポートしています。
塾で働いているというと、生徒に授業をすることが仕事と思われがちなんですが、
- 問い合わせ(電話、対面)の対応
- チラシ配布、Webでの広報
- 生徒やアルバイト講師の管理
が主な仕事で、授業をしているわけではありません。
チラシ配布や問い合わせの対応といった、営業(集客)、生徒や講師のマネジメントで、日々多くの人と接しています。
この仕事を初めて、6ヶ月経ちます。
半年近く仕事をしてきた中で感じたことを、「内向型」と「仕事」というテーマで6つ書いていこうと思います。
仕事をして感じた6つのこと
①予定外のコトに動揺する
私は、予定外の事態にすごく動揺します。
(人から落ち着いた印象を抱かれやすいのですが、内心はテンパってます。。。)
これは内向型の特徴として、一つの情報に対する処理が深い(集中すると没頭しやすい)ことが関係していると思います。
目の前のタスクに集中している中で、予定外のことが起こると事態の整理に時間がかかります。
(眠りが深い状態で無理やり起こされた時に、寝ぼけて起動に時間がかかる感覚)
ここからは、私の仕事と絡めて話をしていきます。
塾なので、高校生や中学生(とその保護者)がお客様になります。
これは私個人の印象かもしれませんが、高校生だと事前にアポと取っておく感覚がないためか、アポなしで飛び込みで話を聞きにくる生徒さんも多かったりします。
取り掛かっていたタスクを中断して飛び込みで来た生徒さんの対応に当たらなければなりません。
この瞬間が、ものすごくテンパります。。。笑
気持ちの切り替えに時間がかかってしまい、アタフタしてします。
(内心は、事前にアポとってよ!とか思ったり。。。)
ということで、一人の内向型の人間として予定外の事態に動揺しやすいんだなぁと仕事をしてみて強く感じました。
そういう意味では、ビジネスマナーが身についている人との仕事(BtoB)があっていたりするのかなと感じています。
②電話対応に疲れる
正直言うと、1番苦手なタスクです。
(対応後の疲労感が半端ないです。。。)
電話対応も予定外の事態の一つだと思いますが、分けて書く事にしました。
なぜ1番苦手なタスクかというと、3つ理由があります。
1つ目の理由は、電話は即時対応が求められるからです。
電話は、即時対応が求められるので。別のタスクを一旦中断しなければなりません。
そして対応後に再びタスクに取り掛かろうとしても、すぐには集中できません。
私はこの電話対応時の集中力が遮断される感覚が、すごく嫌いです。
6ヶ月電話対応を経験していますが、慣れないです。。。
2つ目の理由は、電話の呼び出し音にビックリして気疲れするからです。
内向型の特徴としても挙げましたが、私は音に敏感です。
人のくしゃみなど不意に大きな音が鳴ると、すごくビックリします。
その不意に大きな音の一つが、電話の呼び出し音です。
音にビックリして、心臓がキュッと締まる感じがけっこうしんどいです。
3つ目の理由は、言葉のやりとりしかないため、言葉選びに慎重になるからです。
内向型の人は対話において、声や言葉だけでなく、表情や態度から情報を受け取って、深く洞察する人が多いと思います。
しかし、 電話対応は相手の表情を確認することができません。
そのため声や言葉だけで、相手の様子を推測しながら対応しなければなりません。
相手を不快にさせないために言葉選びにより一層慎重になります。
口下手な私にとって、声や言葉だけでの対話は苦手です。
脳が一生懸命言葉を探している感覚があり、対応後の疲労感がなかなかあります。
以上が電話対応が1番苦手なタスクな理由でした。
(共感していただけたら嬉しいです。。。)
私自身の感覚も交えての話でしたが、内向型の人(口下手の人)は電話対応の少ない職種のほうが生産的に仕事に取り組めると思います。
もしくは、職場の人に電話対応時に感じる感覚を打ち明けて、極力他の人に対応してもらうとかですね。
心地よく働くためにも、自身の感じる感覚に正直でありたいですね。
③話のきっかけを作ることが苦手
私も含めて内向型の人は、慎重な気質の人が多いのではないかと思います。
会話においても、私は自分のことを自分から話すことにすごく慎重です。
なので、会話のきっかけを作る際は、相手への質問から会話の糸口を探っていきます。
このスタイルだと、相手がよくしゃべる人には相性が良いですのですが、自分のことを話すことが苦手な人には、うまくハマりません。。。
私の仕事は、接客業でもあるので、よくしゃべる人(お客さま)とだけ関わるということもできません。
色々なタイプの人とうまくコミュニケーションを取ることが求められます。
しかし、どんな人ともうまくコミュニケーションをとるには、相手への関心を示すだけでなく、こちらへの関心を惹きつけることが大切だと思います。
私への関心を惹きつけるために、自分のことを自分から話すことはかなり苦に感じます。
何年もそんな自分を変えようとしてみましたが、こればかりはもう無理なんだなと思ってます。
ということで、営業などの対外的なコミュニケーションが多い仕事は内向型の人には向いていないなと感じました。
④視線を感じると集中できない
これはすごく個人的な感覚かもしれないです。
今の職場は、デスクにしきりが全くないので常に視界に誰かがいるという環境です。
私と話をしている人以外に周りに人がいると、見られている・聞かれているように思って、目の前の相手に集中できないなぁと感じています。
どうも集中して業務に取り組むということがしづらい環境だなと感じます。
人を視界に入れずに済む環境が良いなあと、今の仕事を通して感じています。
多分会社員であればデスク間でしきりがあるかと思うので、そういう環境がちょっと羨ましかったりします。
⑤騒がしい環境では集中できない
④でも書きましたが今の職場は、しきりが全くなく常に視界に誰かがいる環境です。
その上、周囲の話し声もすごく聞こえてきやすいです。
そういう環境で働く中で感じることが、周りの人の声が騒がしいと業務に集中できないということです。
一人で静かに作業することが好きな私にとって、騒がしい環境で集中力を存分に発揮することは難しいです。
周囲の声が、まるで油よごれのように体にこびりついて、体力を奪っていく感覚というか...消耗している感覚があります。
半年働いてきた中で、騒がしい環境の影響で仕事が捗らない...とモヤモヤする日がすごく多かったです。
ということで、内向型の人に適した職場は静かな職場だと思います。
もしくは、リモートワークが許可されているなど、一人で作業できる職場も良いと思います。
⑥週5日の勤務はキツい
内向型の人は、内省の時間(一人の時間)が欲しいと感じることが多いのではないでしょうか。
私もその一人です。一人になってこれまでを振り返る時間が必要です。
しかし、週5日の勤務だと内省の時間をとる余裕もなく時間が過ぎていく...と感じています。
休みの日が2日あっても、仕事のストレスを紛らわすために、寝て1日が終わる...ことがすごく多いです。
もちろん仕事にやりがいを感じていて、充実したワークライフであればそのようなことはないと思います。
しかし、仕事にやりがいを感じていない場合やどこかで無理をしている場合、心は何らかの方法で必死に紛らわせようとします。
私の場合はそれが、寝ることです。
寝て1日が終わると、せっかくの休日を無駄にしてしまったと後悔して、自己否定に走ってしまいます。
そんな状況に危機感を感じたので、私は現在週4日で勤務しています。
幸い、上司が内向型に理解を示してくれる方で、週4日の勤務を許可して頂きました。
もし、私と同じように週5日では内省の時間をとれずバランスが取れていないなぁと感じる人は、会社を辞める辞めないの前に一度考えてみてほしいことがあります。
今の会社で「どういうワークスタイルであればバランスを崩すことなく働けるか」ということです。
週何日の勤務が良いとか、1日のこの時間は一人で作業をしたいとか色々なワークスタイルがあると思います。
自分自分のワークスタイルを考えてみてほしいです。
そして、とても勇気がいることですが、上司や職場の人に相談してみましょう。
あなたが思っていたより、今の職場が働きやすくなるかもしれません。
何より、あなたの感覚を上司や職場の人が理解してくれるきっかけとなります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
主観まじりに「内向型」と「仕事」について書いてみました。
この記事を書いていて、改めて内向型として、仕事は環境選び・ワークスタイルを明確にすることが 大切だと強く感じました。
外向型・内向型はよく「たんぽぽ」と「ラン」の花に例えられます。
コンクリートの片隅など、どこでも力強く花を咲かすことができる「たんぽぽ」。
方や、環境が適していなければすぐに枯れてしまう「ラン」。
どんな環境でも力を発揮できる外向型を「たんぽぽ」、環境が合っていないと本来の力を発揮しにくい内向型を「ラン」で表現しています。
このように書くと「たんぽぽ」のほうが魅力的に見えますよね。
ですが、「ラン」は適した環境では美しい花を咲かせます。
その美しさは「たんぽぽ」を凌ぐほどです。
内向型も環境次第で、自身のスキルを存分に発揮できるのだと思います。
言い換えると、「内向型はいかに適した環境に自分自身を置くことができるか」です。
一人の内向型人間として仕事を通して感じた環境選びのポイントをまとめてみました。
微力でも、内向型に悩む方の力になればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました^^